■特別寄稿
◆2004.8.14 「中島さんランスへの旅」 吉田光司
◆2003.10. 「ドニゼッティ《パリ伯爵ウーゴ》ベルガモ公演」 吉田光司
■インタビュー
◆2003.10.4 インタビュー@ベルガモ 吉田光司
◆2004.5.21 GAZZETTA DI PARMA紙
2004年5月、パルマのヴェルディ・フェスティバル公演《ファウストの劫罰》にファウスト役で出演した際、現地紙に掲載されたインタビューです。
■公演評・ディスク評より
◆2005.11.4 ボストン・リリック・オペラ『ランマームールのリュシ』 new!
エドガール役の中島康晴は英雄的に歌い、その歌唱は全体として切迫感と勢いを感じさせるものだった。
(Wayman Chin, Opera news online誌 2006.1)
エドガール役のテノール中島康晴の磨きぬかれたリリカルな音色は、若い頃のホセ・カレーラスを想起させるものである。(T.J. Medrek, Boston Herald 2005.11.6)
◆2005.7. 『真珠とり』 DVD評
…ここで歌っているのはいずれも極めて優れた、有能な歌手たちである。…中島康晴もあのよく知られた〈きじばとの鳴き声のように〉のアリア、端正なロマンス〈耳に残るは君の歌声〉や第1幕の愛の二重唱など、きめこまやかでしかも伸びやかな美声とフレージングでビゼーの音楽の豊かな広がりを生かした歌唱を聴かせ、さわやかな印象をもたらしている(以下略)。(原田茂生 『レコード芸術』 2005.7)
◆2005.2. 『真珠とり』 DVD評
ピエール・ルイジ・ピッツィの演出はごく簡素なもので、印象深いものは何もない。…これに対し、歌手陣のほうは花火のように華麗である!…テノールのナカジマ・ヤス(ナディール)は、デリケートなピアニッシモとトランペットのような高音域をもち、ズルガ役のルカ・グラッシにくらべてエレガントな感じを与える。これは心情豊かな恋人役という役柄によるものであろう。…いくつもの二重唱はすばらしい感動を生み、その感動はマルチェロ・ヴィオッティの驚異的な指揮によってさらに盛り上げられる。(以下略)(Samuel Moreau, ANACLASE 2005.4)
◆2005.1.20 アンコーナ ムゼ劇場『ラ・ボエーム』
カルメラ・レミージョの相手役は、本来予定されたアキレス・マチャードではなく、期待の星、中島康晴であった。彼はとても若い日本人テノールで、2002年スカラ座での《オベルト》で注目を浴び、すでに世界の主要劇場から引っ張りだこである。
彼が天才であるかどうか論ずるのは、まだ時期尚早だろう。しかし、中島が期待を上回っていたことは間違いない。完璧な発音、感動の共有、音楽性、そして正しい発声の技術。この正しい発声技術によって、彼はアクートの高みへと確実に昇ることが可能であった。(《冷たい手》でのハ音は素晴らしかった)。声の芯はまだ太くなく、リリコといってもまだリリコ・レッジェーロに近い彼の声には、ロドルフォは限界すれすれの役であると思われた。
(Ermanno Calzolaio, L'Opera誌 2005.2)
◆2004.12.5 フランクフルト歌劇場『ランスへの旅』
『ランスへの旅』をプログラミングできるオペラ・カンパニーは称賛に値する。そのスコアには全部で18の役があるが、重要なものだけでも、3人のソプラノ、メゾ1人、テノール2人、バリトン1人、そして3人のバスが必要で、これらの歌手にはすべてコロラトゥーラの技巧が要求されている。
その意味で、フランクフルトオペラの歌手担当部門はたいへん見事な仕事をした。その優秀なアンサンブルの中でも飛びぬけていたのは、ポーランドの侯爵夫人メリベーアを歌ったメゾのシルヴィア・トロ・サンタフェと、彼女の恋人ロシアの伯爵リーベンスコフ役のテノール中島康晴である。トロ・サンタフェは、若いころのアグネス・バルツァを思い起こさせるような、スリリングで粋な勇敢さ、正確さ、敏捷さを持っている。中島は、ほとんど不可能と思われる高音域を飛翔するヴォーカルラインをまったく恐れず、またその音色はとてもゴージャスなものであった。彼がまだ国際的なスーパースターでないとは信じられない。彼ら二人による平行三度の装飾パッセージのベルカントの響きは、聴衆の背筋をぞくぞくさせた。(以下略)
(Larry L. Lash, Opera News on-line 2005.3)
◆2004.7 『パリ伯爵ウーゴ』 CD評
今回のウーゴ役、中島康晴は、オペラ・ララの同役とは段違いに素晴らしい。彼の歌からは情熱がほとばしり、その声は生粋のイタリア人かと思わせんばかりに響きわたる。(2004.12 Robert Levine,Classics Today)
日本人テノール中島康晴は美しい声を輝かせ、日本人であるにもかかわらず、信じられないほど優美な歌唱を聴かせてくれた。(2004.11 Ediciones Mayo,Spain)
◆2004.9.25 トロント カナディアン・オペラ・カンパニー『ルチア』
真の発見は日本人テノールの中島康晴である。彼は北米デビューとなるこの公演において、3幕のエドガルドの絶望を輝かしい声で歌い上げた。(Christopher Hoile, Opera News2004.12)
日本人テノ−ルの中島康晴は、役にふさわしくない演出や衣装などの悪条件をものともせずに、魅力的で高潔な、さらに心を揺さぶるエドガルドで聴衆に感銘を与えた。 的確でいくぶん柔らかい印象を与える彼の素晴らしい歌唱は、最後の場面でドニゼッティがテノ−ルのために用意した、美しく感動的なふたつのアリアで本領を発揮した。 (Ken Winters, The Globe and Mail 2004.9.28)
◆2004.8.14 ペーザロ ロッシーニ・オペラフェスティバル「ランスへの旅」
今年で4年目を迎える「若い音楽家たちによる《ランスへの旅》公演」の2日目に、中島康晴がリーベンスコフ伯爵の難役に出演し、他の新進歌手たちがかすんでしまうほど立派な声と歌唱を聴かせてくれたことをご報告しておこう。 (高崎保男 『音楽の友』 2004.10 )
◆2004.9.2 トロント ハーバーフロントセンター「アルタミラ・サマーオペラコンサート」
この夜のゲストは、何年かぶりにカンパニーに復帰したロシアのソプラノ、マリ−ナ・メシェリアコヴァ、日本からは巷で大評判の若きテノ−ル、中島康晴。・・・・ゲストのなかで、中島康晴は《連隊の娘》から「ああ、友よ、何と楽しい日」を披露、9つのハイCを完璧にあざやかに決めた。小柄でまだあどけなさの残る風貌からは想像もつかない高らかに響き渡る声を、その夜の観客は堪能した。(La Scena Musicale 2004.9.5)
◆2004.6.15 ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ歌劇場「ナブッコ」
特筆すべきは、Yasu Nakajimaがイズマエーレという得るところの少ない難しい役を、確かな存在感を持って歌ったことである。(L'Opera誌 2004.8)
◆2004.4.16 ヴェネツィア フェニーチェ座「真珠採り」
ナディール役の若いYasu Nakajimaは、ジーリやカルーソのようなイタリアで最も有名な歌手によって演じられてきたこの役において、熱烈な表現の豊かさを追求し、力むことなくみごとな歌唱技術を披露した。(La Nuova Venezia紙 2004.4.18)
ジャンニ・ライモンディの弟子である若き日本人テノールYasu Nakajimaのナディールは、情熱的で飽きさせることがない。賞賛すべきは、ファルセットではなく、メッツァ・ヴォーチェで歌おうとする意志である。たとえそれが常にパーフェクトではないとしても、いずれにせよ「耳に残るは君が歌声」は感嘆に値する歌唱法で歌われたのである。(Operaclick 2004.4.18)
◆2003.10.14 ミラノ スカラ座 「パリ伯爵ウーゴ」
日本人テノールの中島康晴は、美しい響きわたる声でウーゴとしてベストを尽くした。但し彼にはもっと高い音域の役がふさわしいであろう。(Opera Japonica2003.10.29)
◆2003.10.3 ベルガモ ドニゼッティ歌劇場 「パリ伯爵ウーゴ」
ウーゴに扮したテノールの中島康晴は、発音に問題を感じさせず、この役の誠実で情熱的な勇敢さを巧みに演じていた。音色は大変好感がもてるもので、丹念にそして優美に操られていた。(L'ECO DI BERGAMO紙2003.10.4)
◆2003.5.24 ミラノ スカラ座「二人のフォスカリ」
この夜、個人的な成功を勝ち得たのが、スカラ座アカデミア研修生の若き日本人テノール中島康晴である。彼は今回がムーティ指揮のもとでのオペラ・デビューであり、主役レオ・ヌッチと共に、ヤコポ・フォスカリ役を見事に歌い上げた。このことは、スカラ座のみならず、アカデミーと舞台との絆が劇場にとって必要不可欠な要素であると考えるムーティにとっても、充分満足すべき成果であった。(La Repubblica紙 2003.5.27)
10分間にわたり拍手喝采は鳴りやまず、この夜、スカラ座アカデミアの研修生である若き日本人テノール中島康晴はその成功を確かなものとした。(Il Gazzettino紙 2003.5.27)
◆2003.2.23 ミラノ スカラ座 アカデミアコンサート
特に素晴らしかったのは日本人テノールの中島康晴である。スカラ座は毎年、彼のためのオペラを上演すべきであろう。(Musica In Teatro 2003.2.25)
◆2002.10.15 ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ歌劇場「オベルト」
中島康晴は確かな存在感のあるリッカルドを演じ、フィナーレでも優雅ではあるが、非常に情熱的に歌っていた。(Il Secolo XIX紙 2002.10.17)
◆2002.9.9 ミラノ スカラ座「オベルト」
次に賞賛すべきキャストは中島康晴である。響きのよいリッカルドで、声の出し方、発声の仕方は、納得のいく満足感を与えてくれる。(L’Opera誌 2002.10)
この「オベルト」で日本人テノールが特別の印象を残した。見事な声の持ち主で、彼の歌い方は、現代最高のイタリア人リリック・テノール、ジュゼッペ・サッバティーニを想起させる。(ヴィニエスク紙2002.10.7)